夫は基本的に「これがやりたい~」とか言わないタイプなんですが、最近「プラモデル作りたい」と言い出したんです。
子供の頃に中途半端に作ったりはしてたみたい。
北の大地でヘロンヘロンだった夫を知る妻は嬉しくて「やりなよ!」と即答。
夫は「少しずつやる~妻が買ったプラモデルまず作る~」と言っております。
色々調べたり「これカッコいい!こんな塗り方してみたい!」と楽しそうです。
まあ、でもうちはしがない転勤族。
所持できる荷物量は限られております。
なので放置していた雑貨や紙類を片づけて「夫専用プラモデル用品ボックス(カラボ一段分くらい)」の空きを作ったんです。
※私のビーズだの縫物用品もそれくらいでキープしてるんだ~
そうしたら私が昔書いていた家計簿兼日記が出てきました。
汚部屋でお金の管理もグダグダだった私がようやく始めたものでした。
分厚いリングノート3冊分。
飛び飛びながら、ひとり暮らしから実家に帰ってまた一人暮らしするまで続いていました。
父親が倒れて他界するまでの部分はよく読み返していた(転勤する度に出てくるから)んですが、今回はその後の方もたまたま読み返しました。
そうしたら私が書いた私宛の文章がありました。
すっかり忘れていました。
日付は2005年。
内容は陳腐なものでした。
元気ですか。
愛する人は見つかりましたか。
他人の事ばかり心配してませんか。
無理してませんか。
幸せなら嬉しいです。
そんな感じ。
その下には2010年の私の返事。
やっぱり陳腐でした。
色々あるけどなんとか頑張ってるよ!
みたいな。
2020年の私はノートの隙間に返事を書きました。
愛する人は見つかりました。
幸せです。
頑張ってくれたあなたのおかげです。
ありがとう。
自分に酔いがちなおばちゃんの陳腐なたわ言です。
ただ15年後の私に「あなたのおかげで今がある」と同じく思ってもらえるように今の私も頑張りたいと思いました。
その夜の寝る前に「こんなことがあったこう思った」って夫に言ったら夫は抱きしめてくれました。
嬉しかったです。
覚書です。