端的に言って最高でした。
いや〜なんていうんですかね。
記憶を失って人格分裂したどーしようもないおっさんが殺人事件の謎を追う物語なんです。
古き良きTRPGを彷彿とさせるシステム。
ちょっとシステムはわかりづらい。
正直クリアした今もよく分かってないです。
しかしそれをねじ伏せるような膨大なテキストでゲーム世界自体を構築してくるんですよ。
登場人物の内面も膨大なテキストで表現されています。
もうね〜
最高。
架空のゲーム世界の全てがテキストで構築されているんですよ。
記憶を失っているので主人公はついついNPCに話を聞いちゃうんですよ。
もうね〜
この国の成り立ち。
社会制度。
法律。
戦争。
宗教。
音楽。
芸術。
建築様式。
元軍人の戦歴やボードゲームのサイコロでさえ。
NPC全員がそれぞれ一家言持ってそれを語り出す。
それによってNPCさえもリアルに息づいてくるんですよ。
そして主人公の内面が主人公自身に問いただす。
ではお前は何者だ?って。
もう最高。
風が吹いてないのに風が吹いて、思い出がないのに思い出が蘇って、ブログにこんな感傷的な文章書いちゃう感じ。
相棒とベンチに座った時に本当に時間の流れを感じました。
汚い言葉も下ネタもたくさん。
なのに全てが美しいんですよ。
世界が汚くて美しい。
サイバーパンクもそうでした。
製作者の世界へのゲームへの愛が伝わってきます。
最高じゃないですか?
あとね〜
日本語翻訳も最高なんですよ。
子供の頃に何も知らず手にとって心躍った本達を思い出しました。
指輪物語や千夜一夜。
古本屋に置かれた海外文学の本。
そんな感じ。
調べたらあえて直訳を意識されてるそうです。
もう最高。
このゲームの本質を理解してくれてなきゃここまでできないと思います。
最高。
本当にありがとうございました。
というわけで最高なんですが、私は初っ端から訳も分からず死んじゃったりしてますので、システムは本当に分かりづらいです。
ただ文章を読むのがお好きな方には超絶にお勧めします。
主人公は酒に溺れていますが是非プレイして文字に溺れて下さい。
ただ下ネタやスラングは本当に多いので嫌いな方は気をつけてね!
いや〜
いいゲームですよ〜
違うイベントもあるそうなので2周目もちょこっとやったんですが、違うスキルキャラでやっても同じ選択肢選んじゃう(性格的に)ので現在お休み中です。
記憶なくしてもう1回やりたいんで。
いや〜
最高でしたわ〜
それでは〜